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2006/06/30
発表年月 | 2006年6月 |
書名 | Biogerontology2004;5(5):275-89 |
著者 | Ferrari CK |
研究機関 | University of Sao Paulo |
概要 | 加齢に伴う慢性疾患の予防に役立つ機能食の、エビデンスに基づく重要機序を明らかにするため、機能性食品、ハーブ、栄養補助食品の心血管・神経系・抗発癌特性を探った。 |
結果 | 老化はミトコンドリア機能障害に関係している。この障害は膜漏出、酸素と窒素からの反応種の放出を招き、その後過酸化反応を引き起こす。過酸化反応の結果、生体分子が失われ、遊離基の放出拡大を伴う金属が放出される。遊離基の放出は神経細胞死を招き、多くの組織が失われるため、記憶の衰えの原因となり得る。こういった病理学的イベントが心血管・神経変性・発癌の過程に関係している。各種の機能性食品、ハーブ、栄養補助食品(朝鮮ニンジン、銀杏、ナッツ、穀物、トマト、大豆植物エストロゲン、クルクミン、メラトニン、ポリフェノール、抗酸化ビタミン、カルニチン、カルノシン、ユビキノン等)に含まれる食事性の生物活性化合物は、病状改善に役立ち、予防効果もある。加齢に伴う慢性疾患の予防には、抗酸化活性、ミトコンドリア安定機能、金属キレート活動、重要細胞アポトーシスの抑制、癌細胞アポトーシス誘発が関係する。 |