上記よりカテゴリの絞り込みも可能です
検索結果(件)
2008/12/31
発表年月 | 2008年12月 |
書名 | Arch Intern Med.2008 Dec8;168(22):2449-2458 |
著者 | Salas-Salvado J, Fernandez-Ballart J, Ros E, Martinez-Gonzalez MA, Fito M, Estruch R,Corella D, F iol M, Gomez-Gracia E, Aros F, Flores G, Lapetra J, Lamuela-Raventos R, Ruiz-Gutierrez V, B ullo M, Basora J, Covas MI; for the PREDIMED Study Investigators |
研究機関 | Spanish Ministry of Health and PREDIMED Study Investigator Facilities and Affiliations |
概要 | 本研究では、PREDIMED開始から1年後の、地中海食と典型的な低脂肪食によるメタボリックシンドロームへの影響を比較した。『P revencion con Dieta Mediterranea(PREDIMED)研究』で被験者とした心血管疾患リスクの高い55~80歳の被験者のうち1,224名を対象に、低脂肪食もしくは以下の3種類の地中海食のいずれかを割り付けた。 1)くるみを主とする3種類のナッツ(くるみ15g、ヘーゼルナッツ7.5g、アーモンド7.5g)を含めた地中海食 2)オリーブオイルを含めた地中海食 3) 標準的な低脂肪食 2種類の地中海食群には、果物、野菜、魚の摂取量を増やし、牛肉や加工肉を白身肉に代え、ニンニク、タマネギ、ハーブでトマトソースを手作りし、日常的に飲酒している場合は赤ワインを飲むよう助言した。 |
結果 | メタボリックシンドロームの発症率は、くるみを含めた地中海食の摂取群で13.7%と最も大きく低下し、オリーブオイル群では6.7%低下した。一方標準的な低脂肪食の対照群は2%の低下に留まった。くるみを含むナッツ類を補った伝統的な地中海食は、メタボリックシンドロームの有益な抑制手段であると結論された。 |