上記よりカテゴリの絞り込みも可能です
検索結果(件)
2018/05/24
古くから日本人に親しまれてきたくるみ。実は味噌との相性がよく、くるみ味噌はさまざまな料理に活用できる万能調味料ともいえます。しかも、整腸作用に優れ、健康を維持するにも役立ちます。そんなくるみ×味噌の魅力やオススメレシピをご紹介します。
スイーツやサラダなどによく使われ、西洋料理の食材というイメージがあるくるみですが、実は日本食においても古くから多く使用されてきました。
平安時代から貢納にも活用されていた記録や、江戸時代に発展した本膳料理にも使用されていた記録も残っており、日本各地の郷土料理を調べてみると、お餅や団子、豆腐、お雑煮などにくるみはたびたび登場します。
私自身、蔵巡りで訪れた各地で、くるみ料理をいただいた経験があります。
くるみの 1日の摂取量の目安は片手にのる程度 28g(約15粒)です。この中には食物繊維が約1.9g含まれており、にんじんなら2/3本、きゅうりなら2本分とほぼ同じ量です。
また、くるみに含まれている脂肪酸は便を滑らかにする潤滑油のような役割を果たします。
味噌も原料が大豆であることから、食物繊維が豊富な食材です。特に生味噌は植物性乳酸菌が生きたまま腸までたどり着き、味噌に含まれるオリゴ糖は善玉菌のエサとなり、腸内環境をより整えてくれます。
仕事の合間にひと息つくときは、くるみと味噌少々をマグカップに入れてお湯を注いだ「くるみ入り味噌汁」で体に優しいブレイクタイムをとってみてはいかがでしょうか?
くるみと味噌は健康への相乗効果が期待できます。ぜひ料理でも、くるみ×味噌の組み合わせを試していただきたいです。意外といろいろな料理に合いますよ。
味噌の中には「ナッツ」を思わせる香りのものもあり、くるみの持つコクと香ばしさと相性抜群。くるみ味噌をそのままごはんのお供にしてもいいですし、先ほど紹介したように味噌料理の定番である味噌汁に具材として加えてもいいですね。くるみを擦って味噌と合わせ、野菜と和えるのもアリです。
細かく刻んだくるみは挽肉に合わせると食感が増し食べ応えが出ます。ここに味噌を隠し味として加え、餃子やキーマカレーに使うのもオススメ。くるみ入りのつくねには甘味噌ダレがよく合いますよ。くるみパンなら味噌とバターをぬったり、味噌とチーズと一緒にトーストしてもおいしいです。
個人的には塩味と甘さのある米味噌にくるみを合わせるが好きですが、合わせる味噌を変えるだけでもバリエーションが広がります。
気温が高くなってくると冷たい麺類が食べたくなりますが、麺(炭水化物)だけを食べるスタイルになりがちです。そんな時にもくるみ×味噌が役立ちます。ビタミンB1、ビタミンB6、葉酸、ビタミンK、カリウム、マグネシウム、亜鉛、マンガン、銅などのビタミン・ミネラルを含むくるみと、タンパク質豊富な味噌を活用すると、食事のバランスが良くなります。
それでは、加熱なしでお手軽、オメガ3を含むくるみをたっぷり使用したくるみ味噌ダレのレシピをご紹介します。お好みの麺と野菜を一緒にお召し上がりください。